Jun 01, 2024
日本初の医療用デジタル画像顕微鏡「ECLIPSE Ui」を発売
株式会社ニコン(以下、ニコン)は、病理医の身体的負担を軽減するワークフローの改善に貢献します。
病理医の身体的負担を軽減するワークフローの改善に貢献
2023 年 4 月 12 日
株式会社ニコン(本社:東京都港区、代表取締役社長:上 達、以下ニコン)は、日本初*1の医療用顕微鏡としてデジタルイメージング顕微鏡「ECLIPSE Ui」*2を開発、発売します。 ニコンの子会社である株式会社ニコンソリューションズ(社長:園田 晴久、東京都品川区)を通じて販売しております。 ECLIPSE Uiは、顕微鏡でありながら接眼レンズを持たないユニークなデザインにより、病理医の観察姿勢を向上させ、観察画像をディスプレイ上で共有することを可能にしました。 病理医の身体的負担の軽減と病理観察のワークフローの向上に貢献します。
ニコンソリューションズは、病理関連の医療関係者、研究者、企業が集う日本病理学会学術集会(2023年4月13日~15日、山口)に出席し、本製品を紹介します。
今後、新たに発売したECLIPSE Uiを米国、欧州を含む海外にも順次展開することで、病理診断のワークフローを改善し、病理医を支援してまいります。
病理検査が実施される臨床現場では、依然として、長時間の観察や病理医不足による肉体的疲労などによる問題が発生しています。 さらに、病理学的観察の多くの場合、簡単に判断することはできず、医師は毎日、同じ場所または遠隔地にいる他の医師にアドバイスを求めます。 このため、調製サンプルの委託先への送付や、受託医師による委託先への訪問など、時間的・空間的な制約がありました*3。これらの課題を解決するために、ニコンはデジタル顕微鏡「ECLIPSE Ui」を開発し、接眼レンズを廃止し、ディスプレイ上で観察画面を共有できるようにしたことで、身体的負担を軽減し、病理画像観察のワークフロー向上に貢献します。病理画像の全体像と詳細像を同時に表示することで、サンプルの任意の位置に顕微鏡を設置することで、病理観察の効率を向上させ、遠隔地にいる医師とのデータ共有をサポートします。
サンプルをセットしてから最短2.5秒でディスプレイに画像が表示されるため、医師は病理観察作業でかがんで接眼レンズを覗き込む必要がなく、自然な姿勢で観察することができます。 また、ディスプレイを通じて観察画面を共有できるため、ディスカッションも容易になります。 「ECLIPSE Ui」は病理医の身体的負担の軽減に貢献し、病理観察のワークフロー向上に貢献します。
サンプル全体を俯瞰できるマクロ画像と、特定の箇所の詳細を表示するミクロ画像を同時に画面上に表示できます。 マクロ画像にマークを付けた後、ワンクリックでマーク点を表示する機能や、2点間の距離計測※3などにより、効率的な観察に貢献します。
病理医が他の医師と相談する際、遠隔地の医師が観察画像をリアルタイムに閲覧できるだけでなく、その医師がオンラインでECLIPSE Uiを遠隔操作することも可能です。 ECLIPSE Uiは、データ共有を通じて医師間の意見交換をサポートします。
テーブル全体を表示するには、水平にスワイプします。
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